純夫「浄化と再生」長崎一人旅

  • 行程 2017年12月3日~5日
  • 目的 遠藤周作の小説を映画化した「沈黙」リメイク版を観て感動し遠藤周作の小説を映画化した「沈黙」リメイク版を観て感動しそのロケ地を訪ねたかった。そのロケ地を訪ねたかった。
2017/12/3
9:50 羽田空港発
11:50 長崎空港着
レンタカーを借りて一路雲仙へレンタカーを借りて一路雲仙へ
13:00 諫早市街の一香園で「ちゃんぽん」昼食
14:30  雲仙地獄到着
①湯煙漂雲仙散策
高校の修学旅行以来湯煙漂う雲仙地獄を巡りながら、少し小高い丘に隠れキリシタンが雲仙の熱湯で拷問にあい殉教した地にて写真撮影。
「怖かったろうな、苦しかったろうな」でも貫いた!
②雲仙地獄を後にして小浜方面に5㎞下ると雲仙カトリック教会に出会う。雲仙地獄で殉教した人の霊を讃える教会。

③さらに3㎞程度下った場所に「耳採」という跡地があった。キリシタンたちの逃亡を防ぐため耳を切り取った場所。凄惨すぎる。

小浜地区を経由して一路長崎市外へ向かう。
17:00 ホテル到着
2017/12/4 外海地区
8:30 ホテル出発
一路本命の「外海」へ向かう
 9:30 道の駅・夕陽丘そとめで休憩
 9:40 大野教会到着

マリア像

 

 

 

 

 

大野教会は1893年に26戸の信徒のためにド・ロ神父が建立。ド・ロ壁と呼ばれる工法で造られている。巡回協会のため鍵が掛かっていた。
駐車場から200Mの登り坂がきつかった。
駐車場から見下ろす海は絶景

 国道を長崎方面に数キロ戻る。
 10:10  出津教会に到着
ド・ロ神父が1882年に私財を投じて建てられた教会
風の強さを考慮した低い外観が特徴。
中に入り、献金をして奥へ進みますと、現地のご老人が三人いらしてクリスマスの準備をしていました。
そこで、映画「沈黙」の舞台となった中で「トモギ村」と呼ばれる集落を見学したいのと日本人伝道士バスチャンが隠れ住んだといわれ、その伝承を後世に残すために建てられたバスチャン屋敷跡に行くため道を尋ねると、何と現地まで案内してくれることになり近くまで案内して頂きました。
 10:30  適当に車を駐車して約300m森の中を歩くとバスチャン屋敷跡があり

中に入りました。
中はセンサーライトがついていましたがほとんど暗闇です。
奥に十字架がありました。
 

バスチャンの予言
1、お前達を七代までは和が子とみなすが、それから後はアニマ助かりが困難となる。
2、コンヘーソロ(告白を聴く神父)大きな黒船に乗ってやってくる。毎週でもコンヒサン(告白)が出来るようになる。
3、どこまでも大声を出してキリシタンの歌を歌って歩ける時代が来る。
4、道でゼンチョ(異教徒)未信者に出会うと、先方が道を譲るようになる。
250年後に実現している。

 11:00 ド・ロ神父記念館訪問ド・ロ神父記念館訪問
記念館の建物は1885年にド・ロ神父の設計施工
記念館の建物は1885年にド・ロ神父の設計施工により鰯網工場として建設された、また出津救助院の一つとして平成15年12月25日に国の施設の一つとして平成15年12月25日に国の重要文化財に指定されている。
ド・ロ神父肖像画
記念館前銅像にて

明治学院東村山高校が修学旅行に来ているそうです。
外海歴史民俗資料館
外海地区の歴史、民俗資料が豊富に展示されている
2階には禁教期の信仰道具やマリア観音などの
キリシタン資料が展示されていました。
「踏絵」が3点展示されていました。
遠藤周作  沈黙の碑
 

 

 

 

 

「人間がこんなに哀しいのに主よ 海があまりに碧のです」と刻まれています。

 長崎方面に車で10分足らず
 11:30 遠藤周作文学館訪問
遠藤周作はカトリック信者でしたが「沈黙」は昭和41年に発表されてからキリスト教、迫害、踏絵という重いテーマの純文学作品であり、第2回谷崎潤一郎賞を受賞し、現在では20カ国以上で翻訳され世界中で愛され、読み継がれています。
 長崎方面に車で5分ほど走る。
 12:00 黒崎教会堂

この聖堂は信徒によって一つ一つ積み上げられた煉瓦で造られている。付属する鐘楼はかくれキリシタンの帰依を願って設置されたものである。
1897年にド・ロ神父の指導により敷地造成し
1920年12月19日設立
拝観:2017年12月4日
中に入り、献金をして祈る。神の家に行こうと言われて
私の心は歓びにはずんだ
黒崎教会のメッセージ
 12:30 枯松神社

黒崎教会堂か長崎市外に100M走り、左折し山を登ると駐車場があり(実はもっと近くに駐車場は有った)そこから約一キロ道路を歩き、小道を300m上ると神社がある。
伝道師バスチャンの師であるサン・ジワンを祀った神社
全国でも珍しいキリシタン神社
 12:40 祈り岩
枯松神社から少し下る禁教期に黒崎地区の潜伏キリシタンたちが密かに集まり、オラショ(祈り)を捧げ伝習してきた聖地
 13:20 外海地方を後にして一路長崎へ
途中、昼食タイム

昼食後長崎市外へ
 14:00 平和記念公園周辺 散策
平和ありき!
 

 

 

この言葉は生涯忘れない!

 

 

 

 

のどが乾いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました
どうしても水が欲しくてとうとうあぶらの浮いたまま飲みました。

原爆落下中心地点

平和記念公園から徒歩5分

 15:00  浦上天主堂を垣間見る
 15:10 日本二十六聖人殉教地
江戸時代に初期に外国人宣教師と日本人信徒合わせて26人が殉教した西坂の丘にある。
遠藤周作は殉教者(強者)と棄教者(弱者)日本二十六聖人殉教地想いを馳せ「沈黙」の視点へと発展したと言われている。
私は高校の修学旅行依頼に現地を訪れましたが信仰による殉教の凄さを改めて感じました。
 15:30 活水中学・高校を撮影
羽村の知人と明治学院大学の先輩の出身校
とにかく坂の上にあり、迷路を駆け上がり到着。
 16:00 西勝寺(さいしょうじ)
映画「沈黙」の主人公、ロドリゴとフェレイラが再会するシーンのモデルとなった寺。フェレイラ(沢野忠庵)の誓書が書き添えられた「きりしたんころび証文」の書き損じが残されている。
 16:10 長崎歴史文化博物館
(長崎奉行所立山役所)
長崎奉行所でついにロドリゴは踏絵に足をかける。
現在はここで立山役所の遺構と復元された建物が見ることができ、長崎奉行所の役目や歴史が伺える。
 17:00  字がが難しいので写真で判断してください。

フェレイラ(沢野忠庵)の菩提寺
周辺地区の静寂さがステキ。

 17:30 ホテルへ戻り車を駐車し、徒歩で眼鏡橋。
夜の出島
出島周辺のレストラン内

良く廻りました。元気にビール!
 2017/12/5  いよいよ最終日。
ホテルでの朝食後。
 8:30 徒歩10分で出島へ約1時間散策

橋を渡って入口へ行きますが、当時この橋の長さは数メートルでした。

正門入口

オランダ商人館跡地
こんな狭いところで、商談、輸出入が行われていました。

10:00 大浦天主堂
1865年創建
大浦天主堂は、混沌とした幕末に安政の条約に従って、主にフランス人のための教会として誕生。
しかしながら、長崎県においては禁教令下密かに守ったキリシタンが多く、この天主堂を舞台に世界宗教史上の奇跡「信徒発見」がなされている。
しかし、明治時代を迎えても禁教は続き、浦上四番崩れなどの大迫害が起こっている。
とともに軍国主義よる抑圧、被爆、と苦境は続いた。

大浦天主堂なくして長崎県のキリスト教信仰は語れないかも!
10:30 いよいよ旅の最終地「16番館」に来ました。
ちょうどグラバー邸の前です。
当時は歴史資料館だったが現在は建物のみ残っている。

一旦、ここで完。
かくれキリシタンにまつわる、映画「沈黙」の舞台3か所(外海、雲仙、長崎市内)めぐりは終了しました。信仰の力の凄さを改めて感じました。
10:40 女神大橋

グラバー邸方面から稲佐山方面にこの大橋(通行料100円)を渡り、稲佐山公園へ向かい360度大パノラマで長崎市街を観る。
12:00 最後のランチを食べるため、そして明学の先輩から言われた、長崎へ行ったら「ミルクセーキを食べなさい」ということでごらんください!びっくり仰天!
味は薄い甘さ、さっぱりしているが、どちらかというとかき氷!
量が多いのにびっくり、結果4分の3でギブアップ!
実はランチも少し食べました(三色丼)
13:00 風頭公園(かざがしらこうえん)
長崎三大夜景の一つから市街を観る。
近くに瓊浦高校があった。(甲子園出場校)
とにかく狭い道を上るため運転が大変です。

坂本龍馬像
風頭公園近くに坂本龍馬ゆかりの場所がありました。
14:00 亀山社中跡

若宮神社から市街を観る

龍馬のブーツ像
 14:30 バイパスを走り一路長崎空港へ
 23:00 帰宅
 感想

  1. キリスト教信仰の強さ
  2. 長崎は異文化の街
  3. 歴史を知ることの大切さを観て、聞いて、感じました。

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多摩健生ホームページの管理者です。 よろしくお願いします。
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